名前 |
ハナカマキリ (ランカマキリ) |
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学名 |
Hymenopus coronatus |
分布 |
東南アジア(インドネシア、マレーシア等) |
体長 |
オス:約3cm メス:約6cm |
花びらに似た綺麗なカマキリ。花に似ているのは特に幼虫期で、ランカマキリと呼ばれるだけあってランの花によく似ています。しかし、意外と他の種類 の花にもうまく同化します。活発に動かないカマキリで、一箇所で何日間もジッとしていることも多いです。
とがった複眼の様相から無愛想な感じに見え ますが、実際はかなり好奇心の旺盛なカマキリです。我がままではありますが・・・。また、臆病なところがありますが、慣れると、懐きます。
成虫のオスとメスの体の大きさが倍近く違い、これは同じ卵のうからのオスメスでは成虫になる時期が差ができることを意味し、メスが成虫になってから交尾可能になるころにはオスが寿命を迎えてしまうことも多く、交配が非常に難しい種です。
交配の際、ドラミングといい、オスがメスの腰をはげしく叩く行為も本種の特徴です。
成虫 Adult
メス成虫 Adult female
オス成虫 Adult male
羽化 Emergence
関連ページ:ハナカマキリの羽化
ペアリング Pairing
ハナカマキリの交配で厄介なのは、ペアを組むのが難しいことです。
ハナカマキリのオスはメスの半分ほどの大きさしかないため、幼虫のペアセットを購入したり、同じ卵のうから生まれたオスメス同士でペアを組もうとすると、オスの方が先に羽化してしまい、メスが羽化してから交配可能になるまでにオスが寿命を迎えてしまいやすいです。