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tn-kamakiriは生き物・模型など趣味のページです。





 

(Photo.1) アブラゼミの終齢幼虫(布団の上にて)


はじめに


かわいいセミの幼虫がいました(左の写真参照)ので、羽化の様子を観察いたしました。

保護したのは2001年8月6:00P.M. 頃です。  
                      
(Photo.2)                                                                                        

 
 (Photo.3)
 はじめは写真2、写真3のように、作り物の花の周りを歩きまわっていました。
                                               
(Photo.4)横から見たところ
 
 (Photo.5)正面から見たところ
 ある時からジッとして動かなくなりました。どうやら、はじめに動き回っていたのは、羽化にいい場所を探し
ていた様です。
  
(写真6) 正面から見たところ                                               
 
(写真7) 横から見たところ
しばらくすると、背中が割れて、中から成虫の背中が外へ出はじめました。(写真6)(写真7)
  
(写真8) 正面から見たところ                                      
 
(写真9) 横斜めから見たところ
写真6,7よりさらに体が外へ出てきました。(写真のとおりです)
   
(写真10)            
 
(写真11)
 写真10では、さらに体が外へでて、写真11に示した様に、ついに可愛い頭が外へでてきました。
 成虫では、糸のような口が針のような管に入っています(この硬い針のような管で木に穴をあけ、管の中の糸のような口で木の汁を吸います)が、ここに示した写真では分かり難いのですが、頭が外へ出たとき糸のような口が、外に出ていました。
途中で管がちぎれてしまったかと心配しましたが、羽化の途中でちゃんと管の中に収まっていき、安心しました。
     
(写真12)
 
(写真13)
 頭が外へ出ると、次は足を外へ出そうとします。
  
(写真14)   
 
(写真15)
 写真12,13のつづきで、足を外へ出そうがんばっています。
       
(写真16)        
 
(写真17)
 ついに、足が外へ出ました。それと同時に羽も外へ出ます。羽はまだ縮んだままです。
          
(写真18)  
 
(写真19)
 足が外に出ると写真18のように体を大きくそらし、体をまっすぐに伸ばします。
この状態が約30分ほど続き、体と足が真直ぐ伸び、体を足だけで支えられるだけの強度が出るのを待ちます。
時間が経つと写真19のように体の色が変わってきます。
 写真のように体をそらしていると、今にも落ちそうですが、抜け殻に上手くはさまれて、落ちないようになっています。
ただ、自然界では、まれに落ちてしまい、羽化失敗で死んでしまう者もいるようです。
   
(写真20)  
 
(写真21)
 体を伸ばし終わると、今度は体を抜け殻に近づけ、前足で抜け殻をつかみ、体を抜け殻から完全に外へ出します。そして、羽を伸ばし始めます。
         
(写真22)    
 
(写真23)
 写真22は、お腹側から撮影しました。羽の根元の方は、だいぶ伸びていますが、羽の先の方はまだ縮んだままです。
     
(写真24)
 
(写真25)
写真25でついに羽を先まで伸ばし終えました。羽の根元の方は少し反った感じになっています。
     
(写真26)
 
(写真27)
 羽を完全に伸ばし終えると、20分ほど羽を乾かすためにそのままジッとしています。この羽を乾かしている間、前羽と後羽はちゃんと離れています。写真27は、その様子を撮影したつもりですが、ここでは、体全体が白いため、わかりにくいですね。
            
(写真28)
 
(写真29)
 写真28は前ページの続きで羽を乾かしている最中です。写真29は、羽を乾かし終えると写真29に示した様に羽をたたみます。この状態ですと色が白いことを除けばほぼ成虫の姿そのものです。後は、朝になるまでこのまま休息を取ります。その間に成虫の黒い色へと変色していきます。
    
(写真30)
 
(写真31)
 写真30は羽の付け根の辺りがやや茶色っぽく変色したところです。さらに時間が経つと写真31のように羽全体が茶色くなります。また、頭・胸の辺りも色が濃くなってきます。
         
(写真32)
 
(写真33)
 写真32は、カメラを接近させすぎてぼやけていますが、さらに時間が経ってから撮影した写真です。だいぶ体全体が茶色くなっています。このセミは抜け殻から離れて少し歩き回っていました。もちろん飛んだりはしていません。もし、手で触れたりすると飛ぼうとするのかもしれませんが、安全のため変に刺激しないように静かに写真撮影と観察だけさせていただきました。
 写真33は、朝起きてから撮影した羽化したセミです。色・形ともに完全にアブラゼミしています。
        
(写真34)
 
(写真35)
 写真34は横から撮影したものです。どのセミもそうですが、不思議と羽化観察したセミは写真にあるようにややなついた感じになります(そのうちとびますが)。
 写真35はお腹の様子を撮影させていただきました。かなり嫌がっていました。あまりこのような持ち方をしてばかりいますと昆虫たちに嫌われますから注意してください。お腹はまだ色が完全ではありません。誤解がないように書いておきますが、写真35で私は軽く持っていますので・・・、また、写真とった後すぐに開放しています。
 
(写真36)
 写真36は、羽化した後のセミの抜け殻です。これは当たり前ですが、その辺の木にある抜け殻と変わりません。どのセミもみんなこのように羽化しているのです。


今回の失敗談
写真19と写真20の間に本来、セミが抜け殻(まだ少し入っていますが)につかまって体全体を外へ出すシーンの写真をとるべきだったのですが、デジカメの画質を当初最高にしていたため、メモリ容量がなくなってしまい、パソコンへ今まで撮影した写真のデータを移して容量を増やしている間に撮り損ねてしまいました。データ転送をシリアルポートで(今だにWin95をつかっているのでUSBが使えないため)行ったため、かなり時間がかかってしまいました。